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むいのスタッフが、雑貨のことや日々のあれこれを綴るダイアリー

2023.12.26 BLOG

今月の読みかけ 雑貨の未来を考える(ちょっとオーバー)

 

もちろんまっさきにページを開いたのは雑貨店(よろず屋)です。
ちょっと長いですが引用します。
モノが売れずらくなったこの時代、
雑貨店の無くなった理由とかつての存在意義は、
時代が螺旋階段のようにぐるぐる回るなら
ヒントが満載かもしれませんね。
年末に昭和の雑貨店のことを考えてみることも良いかも、ですね。

(おかもと)

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(前略)
いわゆる庶民向けの日用雑貨を売る店で、
大正期から見られ「よろず屋」とも呼ばれた。
よろず屋とは多様な商品を売っている店という意味であり、
売り物以外でも客から頼まれれば、
たいていのことには応えた。
いわば町になくてはならぬコンビニエンスストアの役割を担っていた。
菓子、アイスクリームを中心に煙草や酒の他、醤油、鋏、糸、
化粧品、靴、サンダル、下駄、砂糖、ちり紙、玩具、
菓子折の詰め合わせ、ノート、鉛筆等の文具、赤電話などを扱う。
綿菓子や、らくがん、ロールケーキなどをその場で作って売る店もあった。
戦前からの雑貨店は、地域の高齢者のサロンでもあり、
店の奥にある畳敷きの台には火鉢が置かれて、
いつでも客が座って談笑できる工夫がされていた。
おのずと地域の情報も集まり、雑貨店は情報センターの役割も果たし、
客の生活相談に乗ることも多々あった
(中略)
地域と密着した経営が行われ、人情をペースに、
事務的な対応をせず「掛け売り」など融通の利く点に
小売店独特の長所があった
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